VIQUERIA

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ミラノ近郊にあるボゲーラに拠点を置く “ヴィケリア(VIQUERIA)”も、そんな日本未上陸ブランドのひとつ。2012年に時計愛好家でもあるニコロとオマールが創設したイタリアの新興ブランドであり、当初はトスカーナレザーを採用したベルトの製造からスタート。

2017年から時計のコレクションを展開しており、日本円で10万円を切る手頃な価格帯を中心に、フュメダイアルを採用したスモセコモデル、ツーカウンターのクロノグラフなど、1950年代から60年代のアンティーク時計からインスピレーションを得たコレクションをラインナップしている。

VIQUERIA CALIPSO
【ヴィケリア・カリプソ】

■ Material.:ステンレススチール(サファイアガラス風防)
■ Size:42mm、ラグの上下幅約48mm、厚さ13.6mm、ラグ幅22mm
■ Waterproof:300m防水
■ Movement:自動巻き(セイコーNH38)
■ Japanese Superlume

これまでスモセコ、クロノ、3針を展開してきたヴィケリアの最新モデル。逆回転防止ベゼル、ねじ込み式リューズを装備し、300m防水を備えた本格派のダイバーズウオッチであり、ムーヴメントはセイコーのCal.4R35の外販向け自動巻きムーヴメント、Cal.NH38を搭載。毎時2万1600振動で40時間パワーリザーブ。カタログ上の精度は日差-35から+45となっている。

 プロ仕様のスペックを備えつつ、プレオーダー後の一般発売価格が320ユーロ(約4万5120円)と、驚異的なコストパフォーマンスを実現している。

サイズは直径が42mm、ラグ上下で48mm、厚さが12.2mm。ツールウオッチらしくケースの表面はヘアライン仕上げを採用。正面のヘアライン仕上げとコントラストを付けるためにサイド面には鏡面仕上げが施されており、異なる研磨の質感がケースの造形を際立たせている。

また、ケースのエッジ(角)が適度な鋭角さを備えている点も魅力のひとつ。手頃な価格帯の時計は、研磨を施した際にケースのエッジが丸くなってしまい、フォルムが崩れてしまうモデルも多い。

その点、このモデルは、ヘアライン仕上げと面仕上げ、二つの面が接する部分の仕上げもしっかりと鋭角さを残しており、価格以上の質感を実現している。

外周にブラックの最大の60分までのカウントダウン目盛り、内側に12時間表示のセカンドタイムゾーンを備えた逆回転防止ベゼルも特徴のひとつ。アルミ製リングをインサートしたシンプルな作りなのだが、簡素な作りが逆に往年のダイバーズウオッチの雰囲気を醸し出しており、マニア心をくすぐる。

ブレスレットは削り出しのコマを組み合わせたスポーツウオッチ定番の3連ブレスを採用。コマがそれぞれ立体的な造形に仕上げられており、価格以上に上質な雰囲気を感じさせる点も好印象だ。 

バックルは三つ折れのプッシュ式ダブルロック。誤ってブレスレットが外れる心配が少ない仕様なので、デイリーユースはもちろん、様々なシーンでストレスなく着けることができる。

カラーは2色です。"シャマレオンブラウン "と "ムーンブラック"。
表面は細かい凹凸を備えた梨地のような質感に仕上げられており、文字盤に奥行き感とアクセントを加えている。

1960年代後半から70年代に流行した三角形の夜光インデックスを配置。メタルフレームを採用したアプライドインデックスのため、ヴィンテージテイストのデザインをベースにしつつ、現代的な高級感がある仕上がりとなっている。